2013年2月11日 (月)

世の中捨てたもんじゃ~ない?

  ご無沙汰しておりました。
 しばらく間投稿しないでいたら何と2月も3分の1以上が過ぎ、日も長くなってきました。
 でもまだまだ春は遠く寒い日が続いています。
 私の住んでいる地域は、学校などで学年や学級閉鎖が連日のように報道されインフルエンザが猛威をふるっています。
 私も職業上、人と接する機会が多いためマスクは欠かせないのですが、相談業務中は相談者が聞き取りづらいようですので、ウイルスブロッカーをぶら下げています。
 名札と共に2つぶら下げているので少しカッコ悪いのですがインフルに感染するわけにはいきませんので仕方なくしています。
 でも本当に効くのかな?

 さて、当初より懸念されていた事項が改善されました。
 それは先日このブログで取り上げた定年に達した後の再雇用者の社会保険の同日得喪についてです。
 この同日得喪は、従来年金の受給権者が対象でした。
 ですから今年の4月2日以降生まれの男子の方が、定年等によって再雇用となる場合は、年金の受給は来年度以降なので、受給権者とはならず同日得喪の要件には満たさずその結果高いままの保険料を4カ月払わなければならないのです。
 つまり、同日得喪ではなく「月額変更届」(いわゆる「げっぺん」)で行うこととなるのですが、この度、これが改正されました。
 それはそうですよね。そうでなくとも前年の所得で高い住民税を払わなければならない上に社会保険料がそれでは泣きっ面に蜂ですよね。
 世の中捨てたものじゃ~ないなぁ。

「T130129T0010.pdf」をダウンロード

 今日は、2年前の2月6日に亡くなったロック・ギタリストで人間国宝となで言われたゲイリー・ムーアの初来日のときの記録「ロッキン・エブリ・ナイト」です。
 この作品は、当初日本でのみ発売されていましたが、1986年には欧州でも発売されるようになりました。
 ゲイリーは、ミュージシャンの中でも尊敬されており、影響を受けた人は数多いため、当時海外のミュージシャンが来日した際は、買って帰る人が多いという記事があったことを記憶しています。
 この作品は、ジェットレコードからの飼い殺しから解き放たれ、満を持して発表された「大いなる野望」 のツアーとして初来日したものです。
 キーボードには、コラシアムⅡ時代からの盟友ドン・エイリー、ベースもコラシアムⅡ時代に知り合い「バック・オン・ザ・ストリーツ」 (79年)にも参加したニール・マーレイ、ヴォーカルには一時期ユーライア・ヒープで歌っていたジョン・スローマンとこのグループ最大の話題となったドラムのイアン・ペイス(ディープ・パープル)という編成でした。
 初来日時の記録としては当初の収録で8曲目までで、その後マーキーのライヴを3曲プラスして発売されています。
 1~3曲目までが「大いなる野望」から4曲目が「ダーティー・フィンガーズ」、5~6曲目は「Gフォース」から、そして7曲目は同名アルバムからという選曲となっています。
 何と言っても印象に残るのは、8曲目の「サンセット」です。
 この曲は、コージー・パウエルのアルバム用に作成したものですが、ここではキーボードのみをバックにスローなテンポで演奏されています。
 曲の始めに亡きランディ・ローズ(82年没)に捧げることを言っています。泣かされます。

Rockin_every_nightRockin' Every Night / Gary Moore

01. Rockin' Every Night 
02. Wishing Well 
03. I Can't Wait Until Tomorrow 
04. Nuclear Attack 
05. White Knuckles 
06. Rockin' And Rollin' 
07. Back On The Streets 
08. Sunset 
09. Back On The Streets [*] 
10. Rockin' Every Night [*]
11. Parisienne Walkways [*]
[*] Bonus Tracks

Gary Moore - guitars, lead & backing vocals
John Sloman - lead & backing vocals, additional keyboards
Don Airey - keyboards
Neil Murray - bass
Ian Paice - drums, percussion

Recorded Track 01-08 24?25 January 1983 at Shinjuku Kousei Nenkin Hall, Tokyo, Japan
              Bonus Track 09-11 August 1982 at marquee club, London

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2013年1月14日 (月)

給料の銀行振込は労働者の同意が必要!?

 今日は、成人の日。天候は荒れ模様の成人の日でした。
 何もこんな寒い時期に行われなくても・・・とこの時期になるといつもそう思いますが、自分はもう何十年も前のことなのでそのときの天候などはすっかり記憶は遥か彼方へ。
 なぜこの時期か?はちゃんと理由があって、昔々・・・元服の儀は小正月に行われていたとのこと。
 小正月は1月15日。しかし、それまで長年慣れ親しんできた?1月15日からハッピーマンディだか何だか知りませんが、現在の1月の第2月曜日となったのです。
 
 成人の日ときたら一部の血気盛んな若者が破目を外し話題(事件)となったことがありました。
 もう大人なのですから・・・まぁ個人差もあるのでしょうが、自分がした行動、言動には責任を持つことが大人というもの。
 昔・・・江戸時代の頃は、15歳になると元服(成人)のお祝いをしたとか。
 15歳というと自分は何をしていたかというと・・・恥ずかしくてとても胸を張って言えません。
 よく「今の若者は・・・」という言葉を耳にしますが、自分たちも同じ事を言われていたのでしょう。
 やはりある程度年輪を刻まないとならないのでしょう。

 ところで今日は「給料の支払い」について考えてみます。
 昔は、現金支給が主だったのですが、現在は銀行振込が当たり前になっています。
 しかし、銀行振込ができるのは、労働者本人の同意が必要であること(同意書を取る取らないの問題ではなく)です。
 つまり、当たり前のようになっているのですが、これは原則ではなく例外ということになります。

 皆さんの会社で(中小企業が多いのですが)銀行を指定していませんか?
 もしも指定して「この金融機関でなければダメ」だという会社は改めた方がよいでしょう。
 大体そのような会社は、資金繰りに余裕がなく取引銀行から見放された場合は経営が立ち行かなくなるような会社であり、その銀行の支店長あたりから「給料の振込はウチを使わないと・・・」などと圧力をかけられているか、事務が経営者の家族かそれに近い者(少し威張っているような者)であり、事務が煩雑になるからという理由で指定する場合が多い。
 しかし、そのような理由は全く通らないのである。
 あくまでも労働者の意思に基づいて行われるものであることとされています。
 使用者が優越的立場であるため、入社したばかりの労働者はまず言えないでしょう。
 ですから労使の話し合いの場などで、ある程度の地位の方が話をするべきことなのです。
 給料の支払い方法で銀行振込は、原則ではなく例外であること。例外として認めている以上、労働者の意思に基づいて行うことであり会社が指定することがないようにしましょう。
 (時代の移り変わりによりどちらが原則か例外か分からなくなってきています。しかし、便利になった一方で利便性を追求するあまり立法趣旨を全く考えないでいるとこのようなことが起こるのだと思いました。)

 【今日の音楽のコーナー】
 今日は、マイルス・デイヴィス1967年の作品「ソーサラー」です。
 この時期のマイルスの音楽は、決して万人向けの音楽ではないことを前以て言っておきます。
 フリーブローイング時代を経て64年の夏あたりからウエイン・ショーターが加入するとより一層の変化を遂げていきます。
 ウエインの起伏の激しいフレーズは徐々にこのグループの音楽性にも変化を与えていき、難解な音楽へと導かれていきました。
 冷静に聴くとマイルスのフレーズは昔も今も?あまり変わりません。絶妙な間の取り方は誰にも真似できない境地にあります。
 さて、楽曲の方ですが、2曲目の「Pee Wee」が最高に美しい曲なのでイチオシです。
 79年にThe V.S.O.P Quintetのライヴ・アンダー・ザ・スカイでは、あの豪雨の中での奇跡のライヴ演奏で記録された曲です。
 他には3曲目の「Masquarelo」はウエインの名曲、そして4曲目の「The Sorcerer 」は、ハービー・ハンコックのブルーノートのリーダー・アルバム「Speak Like A Child」でも演奏されている名曲です。

 
SorcererSorcerer / Miles Davis

01. Prince of Darkness
02. Pee Wee
03. Masqualero
04. The Sorcerer
05. Limbo
06. Vonetta
07. Nothing Like You

Miles Davis - trumpet
Wayne Shorter - tenor saxophone
Herbie Hancock - piano
Ron Carter - bass
Tony Williams - drums

The lineup differs greatly on the track "Nothing Like You", since it was recorded several years prior:
Miles Davis - trumpet
Wayne Shorter - tenor saxophone
Bob Dorough - vocals
Gil Evans - arrangements
Frank Rehak - trombone
Paul Chambers - bass
Jimmy Cobb - drums
Willie Bobo (William Correa) - bongos

Recorded May 16–24, 1967
         August 21, 1962 (track 7)

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2013年1月 6日 (日)

無年金時代の新たなる真実

 今年の正月休みは久々(心体共に)ゆっくりしました。
 まずこの3年間出勤していた、いわゆる官庁御用始の日の出勤はなかったこと。
 とても充実した9連休でした。(とは言え1日間半は仕事、あと半日は整理整頓清掃でしたが)
 明日からまた頑張らなければ!

 ところで先日取り上げた今年4月2日以降に60歳を迎える男性の方(つまり昭和28年4月2日以降生まれの男性の方)は、来年のお誕生日まで年金が貰えなくなり、会社の定年が60歳である方についてですが、新たに気がついたことを取り上げたいと思います。
 それは、その前にまず以下について確認します。
 定年後の再雇用時の賃金については、高年齢者雇用安定法では特に規定はしていません。(改正法でも同じ)
 これについては、企業に任せる・・・ということなのでしょうか。
 前回ではここが「片手落ちの法律」と言いました。経済界の圧力に屈した・・・と。
 しかし、これは言い過ぎではありませんが、けれども経済界(使用者側)の言い分も御尤もなのであります。
 それは、若年者の雇用の創出が困難になる・・・ということです。
 現在は景気が悪いこともありこの言い分もわかります。
 契約の自由、私的自治の原則に立ち返った・・・のでしょうか?
 これでは労働者保護の立場の労働法とは言い難いと思われる方も多いと思います。

 そして先日書いたように、これまでは年金の一部である報酬比例部分(いわゆる部分年金)が支給されるため、60歳以降の賃金が下げられても生活にはさほど影響はありませんでしたが、今年60歳になる4月2日以降生まれの男性は年金は61歳までありません。
 それを会社が昨年度までのように60歳以降は従前の賃金に対し60%とする・・・とした場合、その人の生活にどのような影響を受けるか考えたことはありますか?
 6割になったのだから雇用保険から最大(61%が最大)の高年齢雇用継続基本給付金の給付を受けるのだから・・・という人もいるでしょう。
 しかし、これだけではとても足りません。
 そして前回書かなかった新たな真実をお教えしましょう。
 それは、社会保険料(健康保険+厚生年金保険)の改定についてです。
 これまでは、同日得喪(定年退職日の翌日に資格喪失をして同じ日に再雇用されるので資格取得の手続きをすること)としてすぐに保険料の改定が行われるのですが、今年の4月2日以降に60歳を迎える人が定年となり再雇用され賃金が下がった場合には、同日得喪は行われず通常の月額変更届による随時改定となります。
 それはどういうことかというと、つまり4ヶ月間も従前の賃金額(標準報酬月額)で算出された高い保険料を支払わなければならないということです。 

 なぜ同日得喪は行われないのでしょうか?そもそもこの制度は特例なのです。
 そしてその要件の一つに「特別支給の老齢厚生年金の受給権者」とあります。
 つまり年金を貰える人に権利があるということになります。
 言い換えれば年金が貰えない人はこの特例は使えないということになります。
 
 

 これは非常に痛手です。
 そして更に追い打ちをかけるように住民税という厄介なやつがあります。
 住民税は、収入とリアルタイムにリンクしません。
 今年度の住民税は、前年の収入(所得)を基に算出されます。
 つまり、59歳の頃の賃金(所得)を基に算出された住民税を支払わなければならないということでダブルパンチです。
 退職金がある人は、それでクルマを買って・・・とか桃色の人生設計をしている方がいるかと思いますが、少し待って下さい。
 もしかして足りなくなる生活費の補てんに活用しなければならなくなるかも知れません。
 再度、ご検討下さい。(再プランを)
 それでも退職金がある方はいいのですが、退職金のない方で間近に迫っている方は、1年間辛抱を、まだ少し時間のある方はなるべく貯蓄を! 

 今日は、とても澄み切った美しい作品の「クリスタル・サイレンス」です。
 この作品は、ただ美しいだけではなくピアノのチック・コリアとヴァイヴのゲイリー・バートンの2人の巨匠がお互いに刺激し合い、超絶技巧によりときには注文をつけ、張り詰めた緊張感に満ちた一種独特な会話。
 たった2台の楽器なのであるがクラシックのオーケストラばりの荘厳な響き・・・徐々に顔を出すチックのスパニッシュムード。
 これ以上何の言葉も見当たりません。とにかく聴き応えのあるアルバムですので是非オススメしたい作品です。
 緊張感ハンパないっす。

Crystal_silenceCrystal Silence / Chick Corea,Gary Burton

01. Senor Mouse 
02. Arise, Her Eyes 
03. I'm Your Pal 
04. Desert Air 
05. Crystal Silence 
06. Falling Grace 
07. Feelings And Things 
08. Childrens Song 
09. What Game Shall We Play Today 

Chick Corea - piano
Gary Burton - vibraphone

Recorded November 6, 1972 at Arne Bendiksen Studio, Oslo, Norway

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2012年12月17日 (月)

片手落ちな制度(後編)

 この3年間は一体なんだったのでしょうか?
 耳障りのよい言葉や年金のスキャンダルを武器に出来もしないことを並べ立て、圧倒的に有権者の多いお年寄りを味方につけた民主党。
 確かにあの東日本大震災、原発事故さえなければまだ延命できていたかも知れませんが、それにしても期待を持たせておいて結果的に裏切ったかたちとなり、今回の衆議院議員選挙での大敗という国民にダメ出しされました。
 自民党だって圧勝して政権奪回したと喜んでいる場合ではなく、来年の参議院の選挙を控えているわけで国民の審判が下されることとなります。
 自民党が完全に復権したわけではなく、あまりに民主党が酷かったということでしょう。

 先日お亡くなりになられた政治評論家の三宅久之さんが、テレ朝の番組で「民主党はポン助ばかり」と揶揄していましたが、それに近いものがありました。
 「少なくとも県外」などと無責任発言をしたおぼっちゃまの鳩ポッポ、原発事故時に現場を混乱させたキンコン菅。今こそお遍路さんとして四国を巡礼すべきじゃぁ~ないですか。
 それにしても自民党の石破(幹事長)さんは朝見たくないですね。さわやかな朝向けの顔ではありませんね。

 さてさて、前回の続き・・・。(改正高年齢者雇用安定法について)
 この法律は労働者の立場に立った法律ではなく経団連など経営者側に配慮した法律であること・・・と言いました。
 何故かというと、この法律は雇用をするだけであって労働条件そのものを継続しなさいとはなっていません。
 要するに60歳で定年となり、それ以降雇用する場合は、賃金を下げて労働契約しても何の問題もないということです。
 これは改正前も同じです。
 では何が改正されたのかというとこれまでの継続雇用制度(再雇用制度含む)は、希望者全員ではなく一定の基準をクリアした人が対象であり、この選定基準を定めて労使協定を締結して制度を導入しておりましたが、改正法では原則希望者全員を再雇用しなければなりません。
 しかし、それはあくまでも原則であり、心身の故障により業務に堪えない者等を除外でき、又、労使協定で定めた基準もすぐに撤廃することなく年金の支給開始年齢に合わせた経過措置を設けることができるという改正なのです。
 それでは何を言いたいのか・・・というと改正ではなくこの法律そのものが問題であること。
 先ほど「企業に雇用を確保して貰えば御の字で賃金を下げても何の問題もない」と言いました。
 これは改正前も同じです。何でこれが大問題なのでしょうか?

 それはこれまで報酬比例部分の年金を受給していたから賃金が下がってもそれほど問題にはならなかったのです。
 私は年金相談もしておりますが、時折「何で賃金を貰うと年金を減額されるんだ!詐欺じゃないか!」とお怒りになられる方がいますが、これを在職老齢年金(在老)と言います。
 又、雇用保険には高年齢雇用継続基本給付金というのがありまして、60歳到達時の賃金と比較して60歳以降の賃金が75%未満となった場合にその穴埋めとして受給できる仕組みになっているのです。
 従って、在老と雇用保険からの給付金を足して下がった賃金で手取り額としてはあまり変わらないという人が多くおりました。
 例)従来の賃金 35万円  再雇用の賃金 20万円(低減率57%)
   高年齢雇用継続給付金 3万円、報酬比例部分相当額 年金額80万円(月額6万6千円)
   (賃金が下がれば当然税や社会保険料も下がり手取り額はそれほど変わらない)

 上記のように賃金が下がっても生活にはあまりインパクトはありませんでした。
 しかし、今後在老(年金)がなくなるのです。
 年金を受給できる年齢になるまでは間違いなくワーキングプアとなる方が急増するのです。
 こんな片手落ちの制度・・・これは大問題ですゾ。

 今日は、トミフラことトミー・フラナガン「エクリプソ」です。
 トミフラというとエラ・フィッツジェラルドの伴奏でのいぶし銀というイメージと「名盤の陰にトミフラ在り」(ロリンズの「サキコロ」やコルトレーンの「ジャイアント・ステップス」、ケニー・ドーハムの「静かなる」等)という格言すらあるほどのその印象はサイドメンとしての活躍の方が大きいのですが、50年代にリーダー作で決定的名盤「オーヴァーシーズ」がありました。
 70年代にその名盤を意識して制作されたのがこの「エクリプソ」です。
 そうですあの「オーヴァーシーズ」ですばらしいドラミングを聴かせたエルヴィン・ジョーンズも付き合っており、このタイトル曲も再演されております。
 正に70年代に甦った名作なのです。

EclypsoEclypso / Tommy Flanagan

01. Oleo
02. Denzil's Best
03. A Blue Time
04. Relaxin' At Camerillo
05. Cup Bearers
06. Eclypso
07. Confirmation

Tommy Flanagan - piano
George Mraz - bass
Elvin Jones - drums

Recorded February 4,1977

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2012年12月 9日 (日)

片手落ちな制度(前編)

 今年は、長い夏が終わったかと思うと秋が一瞬のうちに通り過ぎ一気に冬が到来。
 昨日は朝から雪となり午前中どこの家庭も雪かきをしていましたが、日中雨に変わり雪が融け雪かきは何だったんでしょうね。
 私は、様子を見てしようと思っていたので取り敢えずは無駄な労力は使わず済みました・・・・が、結局夕方からまた雪に変わり積ってしまいました。

 
 さて、前回「改正高年齢者雇用安定法」のことを取り上げますと書きましたが、法律そのものの説明ではなくこれに関連する年金の支給開始年齢の引き上げによる影響などを取り上げてみたいと思います。

 
 改正高年齢者雇用安定法 ⇒ こちらから 

 
 現在、定年を定める場合には60歳を下回ることは出来ません。(高年齢者雇用安定法(以下「法」という)第8条)
 この改正法も特に定年の年齢を65歳まで引上げを義務付けるものでもありません。
 現行法では、法第9条に高年齢者雇用確保措置というのがあり、この場合、定年の年齢を65歳未満で定めている場合、事業主にはその雇用する高年齢者の65歳までの安定した雇用を確保するため次のいずれかをこうじなければならない・・・とされています。
 ①当該定年の引上げ
 ②継続雇用制度(現に雇用している高年齢者が希望するときは、当該高年齢者をその定年後も引き続いて雇用する制度)の導入
 ③当該定年の定めの廃止
 大企業でも製造業や大体の中小企業は、上記②を実施していると思われますが、実は希望者全員が継続雇用制度を利用できることになっている企業は少ないと思われます。
 それには、この第9条の第2項があり、「労使協定によって継続雇用制度の対象となる高年齢者に係る基準を定め、当該基準に基づく制度を導入したときは、②を講じたものとみなす」とあります。
 従って、労使で協議した(中小零細は会社が定めた・・・と言った方がよいかも?)一定の要件を満たさなければならなければ雇用しないということです。

 しかしながら、この要件は当然ながら極端にハードルを高くすることはできないわけで、普通に真面目に勤務して健康な方であれば大体はその基準を満たすことになるのですが、やはりそこから漏れてしまう方もいるのです。
 それが、今回の改正法は②の場合、希望者全員の雇用が義務付けられるのです。
 はっきり言って、早く辞めて貰いたい人もいるのに・・・とそう思われている経営者や管理者の方もいるでしょう。
 しかし、これには我が国の公的年金制度の支給開始年齢の引き上げスケジュールが絡んでいることを忘れてはなりません。
 現在、厚生年金は男性は60歳から報酬比例部分の年金が受給できます(女性は報酬比例部分が60歳から定額部分が64歳から受給できます)が、来年度60歳を迎える生年月日が昭和28年4月2日以降の男性は61歳からしか年金は受給できません。

 
 厚生年金の支給開始年齢 ⇒ こちらから  

 
 来年度以降は60歳から年金を受けられないため、何がなんでも働かないと生きていけない!ということです。
 そこでこの改正高年齢者雇用安定法というわけです。
 何か年金制度がこれまで度重なる改悪の結果、非常に悪者としてとおり、一方この改正高年齢者雇用安定法はそれの救世主のように捉えている方もいるようですが、この法律は労働者側にとって本当に救世主なのでしょうか?
 実は、救世主など全くの誤解であって、経団連など経営者側に配慮した法律であること。
 それを次回斬ってみましょう。
 本当、腹立つわ~。

 今日は、モダン・ジャズ・クァルテットことMJQの初期の傑作であり、全作品を通じても最高傑作と評価する方も多い「コンコルド」です。
 本作は、パリのコンコルド広場を題材にした作品です。
 MJQは、ジャズでも異質な存在でした。
 通常ジャズはインプロビゼーションが主体で進行されるのですが、彼らはクラシックの室内楽のようなアンサンブルを念頭に置いた緻密な演奏がウリでした。
 服装もクラシックの演奏者のような畏まった感じで、(私は)違和感が感じられました。
 しかし、そのサウンドはとても洗練された澄みきったサウンドであり、透明感が感じられ時折バロック音楽を聴いているような感覚にさせられます。
 「朝日のようにさわやかに」は、不朽の名作です。

Mjq_concordeConcorde / M.J.Q

01. Ralph's New Blues 
02. All Of You 
03. I'll Remember April 
04. Gershwin Medley: Soon/For You, For Me, Forevermore/ ove Walked In/Our Love Is Here To Stay 
05. Softly, As In A Morning Sunrise 
06. Concorde 

Personnel
Milt Jackson - vibraphone
John Lewis - piano
Percy Heath - bass
Connie Kay - drums

Recorded July 2, 1955

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2012年11月25日 (日)

多数政党はデフレの影響?

 毎年恒例の某国民的人気アイドルグループの総選挙ほどの盛り上がりとなるか本モノ?(衆議院議員)の総選挙。
 多数の政党により我々国民は、選択肢の多いのは良い事かも知れませんが、あまりにも多いと何だか廉価な大衆食堂や居酒屋のメニューのようで何が売りだか、うまいのか分からなくなりしだいに興味が薄れてしまいます。どんどん安売りのお店(政党)ばかりが増えていっているようでデフレの影響でしょうか?
 「取り敢えずビール・・・」ってわけにもいかないし、どこの政党を選んだらよいのか分かりません。
 ただ言えることは、口当たりのよさ、耳障りのよいフレーズや実現困難な理想・・・と言うか絵空事のようなマニフェストには注意ということ!
 理想と現実のギャップを埋めるための実現可能であり、より効果的な政策は何なのか・・・。
 日本人の事なかれ主義ではなく、未来の日本人が住みよい国となるように考えてもらいたい。

 来年4月1日に改正高年齢者雇用安定法が施行されます!
 これにはある問題が潜んでいます。
 それを次回取り上げたいと思います。

 今日11月25日は、オーネット・コールマンと共に60年代フリージャズ創世記の最重要人物の一人のアルバート・アイラー氏の命日ですので彼の作品を紹介します。タイトルは「グリニッジ・ヴィレッジのアルバート・アイラー」です。
 本来この手のジャンルは全くダメでした。どうしても構えて聴こうとするととても疲れて全く聴くに堪えない状況になってしまいました。
 ですから、最近はBGM(にはなりませんが・・・)でテキトーに流していたら何かいろいろと新しい発見があるものです。
 それでも心地よい音楽とはとても言えませんが、何故か何回も聴きたくなってくるものです。

Albert_ayler_in_greenwich_villageIn Greenwich Village / Albert Ayler

01. For John Coltrane
02. Change Has Come
03. Truth Is Marching In
04. Our Prayer

Personnel
Albert Ayler - alto saxophone, tenor saxophone
Donald Ayler - trumpet
Bill Folwell - bass
Joel Friedman - cello
Henry Grimes - bass
Beaver Harris - drums
Michel Sampson - violin
Alan Silva - bass

Recorded December 18, 1966 / February 26, 1967

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2012年8月29日 (水)

規制緩和による影響

 かつて自由競争原理を持ち出してあらゆる分野において「規制緩和」が進められてきましたが、その規制緩和により思わぬしっぺ返しを喰らうことはそのときに想像がつかないものかといつも疑問に感じています。
 自由競争は、新規参入への道が開かれる一方で弱肉強食、優勝劣敗の危険性・・・という側面があります。
 今春に高速ツアーバスの事故があったことは記憶に新しいところですが、運送業界(旅客・貨物共に)規制緩和によって新規参入により業者が増えていき、価格競争が激化し、コストダウンの行きつく先は人件費に転嫁されることになるのです。
 モロに労働者の賃金を減額するやり方だけではなく、労働時間や休憩、休日などの労働条件を悪化させることで長時間労働、過重労働を引き起こしやがて交通事故へ。

 
 今秋10月1日には改正労働者派遣法が施行されます。
 現在、各都道府県の労働局では、その改正労働者派遣法の施行に先立ち、説明会を実施しています。
 実はこの労働者派遣法も規制緩和によってどんどん悪法へ姿を変えていった法律でした。
 経済の自由(資本主義社会なのでおかしくはないのですが)により規制緩和によって勝者と敗者は付きものですが、元々禁止していた間接的な雇用(労働力を供給し対価は貰ういわゆる「ピンハネ」)を法律によって一部許可をするというのが労働者派遣法。
 バブル景気のときに生まれた法律ですが、その当時は特に中小企業などでは専門性の高い業務に従事する人材が不足していた・・・自前で雇用するのは困難であり優秀な人材は大企業に就職することが多い。
 労働者派遣法は、1986年(昭和61年)の施行ですが、当時は専門業務として13の業務でスタートしました。
 バブルが崩壊し、雇用対策に奔走する政府は、労働者派遣法に目を向け専門13業務を本当に専門性があるのか疑問のあるものまで拡大し26業務としたのが1996年(平成8年)。
 やがて消費税が5%となりますます景気が悪くなり、製造業は海外へこぞって進出。
 すると1999年(平成11年)には、これまでのポジティブリスト(派遣できる業種)からネガティブリスト(派遣禁止業種)へと大改正(大改悪)。
 本来の法の性格を180度変えたわけですから、ここまでやると呆れてしまいます。正に禁断の果実に・・・。
 2004年にはこれまで禁止されていた製造派遣が解禁。当初1年でしたが2007年には自由化業務などと同様3年へ延長。
 ここまで規制緩和をした結果・・・派遣切り、年越し派遣村などの問題、ワーキングプアなど社会構造の問題や格差の元凶による犯罪の温床(秋葉原通り魔事件、マツダ工場内の殺傷事件)にもなっている悪法であると私は思う。
 しかし、なぜ派遣法はここまで規制を緩めたのか・・・。
 一方では、労働基準法など(現在は労働契約法)解雇に関する規制がより厳格になったことで、企業も正規雇用しづらくなっていることも原因の一つです。
 
 今回の改正は、「骨抜き」などと評する者もいるようですが、私も概要のみ素読しただけなのでこれから条文や詳細について精読してみようと思います。

 さて、今年の社会保険労務士試験も先日26日に終わりました。受験生の皆さん暑い中、大変御苦労さまでした。結果は11月ですが既に受験校などでは模範解答が出ておりますので、発表待たずして大体の結果を知っている方もいるかと思います。
 私は、本日試験問題を入手しましたので、早速選択式だけではありましたが、挑戦してみました。今年の選択式は実にシンプルで基本的事項をしっかり学習していれば32/40点くらいは楽勝だと感じました。
 厚生年金保険法は、誰もが苦手の厚生年金基金からの出題でした。しかし、1つの穴埋めに4つの選択肢を別々にしたことからわりと答えやすくなっていました。
 それから労災保険法は昨年のような意地悪問題ではなく至ってシンプルな問題で安心。
 社労士として基本的な知識を問うたなかなかいい問題だと感じました。択一式は時間のある別の日にやってみたいと思います。
 
 
 
 

 今日は、プレズ(Prez)こと大統領(プレジデント)という愛称で親しまれていたレスター・ヤングの後期の作品「プレス」です。
 彼の全盛期は軍隊入隊前であると誰もが言います。
 私もそう思いますが、後期の枯れた彼の作品も大好きです。
 繊細な人間にとって軍隊での生活は、過酷な試練だったに違いありません。
 そんな心の弱い彼は、やがて酒浸りになり、遂にドラッグ(ハシッシだったらしい)にまで手を出し、軍法会議にかけられ牢獄へ。
 除隊後の彼は、入隊前のような流麗なフレーズを演奏することは出来なくなりました。
 本作は除隊後の作品であり、かつて輝いていたときの演奏とは比較にはならないのですが、それでも枯れた味わいのあるイイ演奏です。
 私は、人間の臭いがプンプンする彼の後期(クレフ~ヴァーヴ時代)の作品がたまらなく好きです。

Pres_lester_youngPres / Lester Young

01. Up 'N' Adam
02. Too Marvelous for Words 
03. 'Deed I Do
04. Encore
05. Polka Dots and Moonbeams 
06. Three Little Words 
07. Neenah
08. Jeepers Creepers 
09. Thou Swell
10. Undercover Girl Blues
11. Frenesi
12. Little Pee Blues

Lester Young - Tenor Sax
Hank Jones - Piano (#01-04)
John Lewis - Piano(#05-12)
Ray Brown - Bass(#01-04)
Joe Shulman - Bass(#05-07)
Gene Rammy - Bass(#08-12)
Buddy Rich - Drums(#01-04)
Bill Clarke - Drums(#05-07)
Joe Jones  - Drums(#08-12)

Recorded March & July, 1950 & January 16, 1951

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2012年8月 6日 (月)

労働問題

 日本選手の連日のメダル・ラッシュ!
 なでしこは順当に勝ち進み、男子サッカーは驚き(失礼)のベスト4進出。
 しかし、超俊足の永井選手のケガの状態が心配ですね。

 私は、労働相談を行っていますが最近増加傾向にあるのがパワハラ、いじめ、嫌がらせです。
 解雇問題や賃金不払、残業代不払いなども依然として多いのですが・・・。
 まずこれを読んで下さっている方はこのようなことが自分に起きた場合、どこに相談に行きますか?

 真っ先に思い浮かぶのは、①労働基準監督署(以下「労基署」)だと思います。
 他には社内に労働組合があれば労働組合に相談することも一つの方法ですが、なければ②社外労働組合に駆け込むことも方法の一つです。

 ①大半の人は、労基署に行けば解決するものと思っていますが、それは少し違います。
 労基署はオールラウンドプレイヤーではありません。
 労基署は、主に労働基準法、労働安全衛生法、労災保険法などを取り扱います。
 労働時間(長時間労働、過重労働)についての指導や賃金不払い、残業手当不払い(サービス残業)、労災隠しなどに関しては厳しく指導しますが、解雇(解雇予告手当を除く)の有効性や配置転換、パワハラ、いじめ、嫌がらせなどについては取扱いません。
 つまり解雇やパワハラ、いじめなどについては民事の問題だからなのです。
 ではいきなり訴訟となるのかと言うとその前に「裁判外紛争解決手続」(ADR)があります。
 労働局では、「あっせん」という制度があります。
 解雇の有効性などや雇止め、配置転換、出向、パワハラ、いじめなどの労働問題は労基署は管轄外ですが、労働局と各労働基準監督署に総合労働相談コーナーというのがあり、その窓口を利用して「あっせん」制度を利用することができます。
 しかし、労働局の紛争調整委員会による「あっせん」は双方話し合いによって歩み寄って解決する制度であり、しかも強制力はありません。
 お互いがいがみ合って権利を主張していては解決するのは困難です。
 又、強制力がない任意の制度ですので、交渉のテーブルに着くも着かぬも任意、調停によって従うも従わないも任意です。
 とは言ってもこの「あっせん制度」は無料であり、弁護士もつけなくていい解決制度ですので、拗れた内容のものや深刻な内容のものでなければこの制度は極めて有効な制度であります。
 これで解決できなければ、あとは裁判ということになりますが、通常の訴訟の前に「労働審判」という制度もあります。
 この労働審判についてはここでは触れません。

 解雇については、撤回を求めてもそれを撤回するのはまず困難と言えますし、仮に撤回したとしてもそんな会社に戻りたくないですよね。
 信頼関係は遠の昔に消えてしまっていますので、労働者にしてみれば大体のところは解雇の撤回は建前に過ぎず、本音は金銭解決なのです。
 「あっせん」制度で解決金として決定しても強制力はないのですから、強引に取り立て出来ません。
 裁判でなければ強制執行はできないのです。
 
 もちろん労基署で賃金の不払いに関しても同様です。労働基準法は強行法規ですが、それは刑罰が科せられることについてです。
 悪質であれば、司法手続きを行います。
 しかし、労基署は不払いの賃金を取り立てることは出来ません。
 取り立てができるのは裁判所なのです。
 ときどき「労基署は、何やっているんだ。労働者の味方ではないのか。」と言われる相談者がおりますが、そのような理由であるし、又、労働者の味方ではなく役所なのでどちらの味方でもない中立な立場なのです。
 もちろん、法違反に対しては厳しく指導はしますが、それも与えられた権限でのことです。

 さて、これは一人で解決する場合についてでした。
 それでは労基署の管轄外の労働問題でどうも口が重い・・・とか性格的に一人では無理だという人もおります。
 このような場合には、②の社外労働組合を利用することも考えられます。
 この場合、労働組合が直接その会社に対して団体交渉を行うます。
 会社は、正当な理由もなくこれを拒むことは出来ません。(団交拒否となり不当労働行為になります)
 実は、最近これが多いと聞きます。
 突然、社外の労働組合から会社に団体交渉を申し込む文書が送られてきます。
 そのときその会社の社長は右往左往するのです。
 今日はここまで。(次回に続くはどうかはわかりません)

 今日は、広島原爆の日です。日本人にとっては決して忘れることは出来ない・・いや忘れてはならない(もちろん9日の長崎も同様)日です。
 これに因んだ作品として取り上げたのは、ヘヴィ・メタルのアルカトラスのテビュー作「ノー・パロール・フロム・ロックンロール」です。
 このグループは、当時ヘヴィ・メタルの中心地だったL.Aから産声を上げました。
 メンバーは、元レインボー、元MSG(マイケル・シェンカー・グループ)のグラハム・ボネットを中心に、スウェーデンから18才の若さで世界征服の野望を持ち単身乗り込んできたイングヴェイ・J・マルムスティーン(以降インギー)その他3名、合計5名による典型的様式美を追求した正統派グループ。
 当時弱冠19才だったインギーの名は、このアルバム発売以降、瞬く間にその衝撃的な超早弾きと凄まじいテクニックにより知れ渡りいつの間にかトップ・ギタリストへ仲間入りしました。
 彼がLAに引越してきたときは、まず手始めとして「スティーラー」というグループでアルバム1枚(日本未発売ですが輸入盤は出回っており簡単に入手可能)をリリースしています。
 そのスティーラーによってグラハム・ボネットの目にとまりアルカトラスの結成となりました。
 この作品の中に4曲目に「ヒロシマ・モナムール」という曲があります。
 歌詞の詳細な内容についてはコメントしまあえんが、戦勝国の立場から見た内容となっているようです。
 以前NHKで放送した東京大空襲にしてもその悲惨な光景を目の当たりにしたとき、とても言葉が出ませんでしたが、なぜあのときに白旗を揚げなかったのか?
 早く降参していたらあの広島、長崎の悲劇は起こらなかったかも知れない。
 戦勝国の立場では、あの戦争を終わらすのはこれしかなかったかのようにあの攻撃を肯定するようです。
 人間はバカな生き物です。事が起きてからその事の重大さを知るのですから・・・。
 戦争は絶対に避けるべきですね。

 それから様式美追求にしてはコマーシャルっぽい「アイランド・・・」、もの凄いスピードで弾きまくる「ジェット・トゥ・ジェット」など捨て曲なしの素晴らしい楽曲満載の名盤です。
 本作発表後の翌84年には初来日しました。もちろん、インギーも来日してそのプレイにギターキッズは目を丸くしていました。(キッズではありませんでしたが私も足を運びました)
 このときの記録は、しっかり「ライヴ・センテンス」という作品に刻まれています。

AlcatrazzAlcatrazz / Alcatrazz
(No Parole from Rock 'n' Roll)

01. Island In The Sun 
02. General Hospital 
03. Jet To Jet 
04. Hiroshima Mon Amour 
05. Kree Nakoorie 
06. Incubus 
07. Too Young To Die, Too Drunk To Live 
08. Big Foot 
09. Starcarr Lane 
10. Suffer Me 

Graham Bonnet - Vocals
Yngwie Malmsteen - Guitar
Gary Shea - Bass
Jan Uvena - Drums
Jimmy Waldo - Keyboards

Released 1983

以下の動画は、初来日時のライヴ映像で「ヒロシマ・モナムール」です。
このときインギーは20歳。とてもスマートでした。

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2012年6月29日 (金)

イタリアのことですが

 イタリアのことですが・・・とは言ってもEURO2012のことではありません。
  イタリア下院が27日に企業が従業員を解雇する際の条件を緩和するなど一連の労働改革法案を可決したようです。
 どうやらイタリアは労働者憲章と呼ばれる法律で、15人以上の従業員を抱える企業が正当な理由なく解雇した場合、その従業員を再雇用する義務があると規定しており、これによって正規雇用をする会社が尻込みしていると言われてました。
 同じく日本でも近年、解雇権濫用法理を法律で明文化(労働基準法の第18条の2へ規定し、現在は労働契約法第16条となっている)しました。
 本来、民法の特別法である労働基準法(強行法規)にはこの解雇に関する制限については一定のルールに従えば法違反とはならず、解雇権は使用者の自由裁量による(それに近い)ものでしたが、解雇権濫用法理(判例法理)が確立されていき、労働基準法といういわば強行法規の法律の条文に登場した時点で民法上の解雇の自由は否定されたものであると思料するところです。
 しかし、その一方で仕事量(受注量)で調整弁として利用される有期雇用契約者や派遣労働者、人件費抑制の短時間労働者などの非正規雇用が急増しているのは事実であり、これらの労働者が社会保険未加入となり、社会保険制度(被用者のみならず医療保険、年金制度)の根幹自体を揺るがす事態にまで発展していること。
 公務員削減もいいが、公務員が減る一方で、本来ならば正規雇用を率先して行わなければならない立場にある国・地方公共団体が積極的に非正規雇用者を受け入れているのだから、民間企業に示しがつかない状況で歯がゆい。
 このイタリアの改正法は、解雇に正当な理由がないと裁判所が認めた場合、再雇用ではなく、最大で月給24カ月分の補償金支払いを企業側に義務付けたというから産業界からも非難されているようです。
 いずれ労使お互いに自分のいいように解釈するものですから一層争いが絶えない状況になるのではないでしょうか。

 今日はエリック・ドルフィーの命日です。今日紹介するのはこれまで紹介してきた作品で「イン・ヨーロッパ」というデンマークのコペンハーゲンでの実況録音盤のうちの最後のVOL.3です。
 これまでも何度もここで書いてきましたが彼は鬼才です。
 そしてこれまでジャズでは誰も使用しよう(ダジャレではありませんが)とは思わなかったバス・クラリネットを縦横無尽にソロ楽器として巧みに使いこなしています。
 彼の個性は、コルトレーンやオーネットにも負けず劣らずのものでした。
 しかし、一般に取っつきにくいと言われるフリー・ジャズへの橋渡し的な存在でもありました。
 本作は、ディジー・ガレスピーの「Woody'N You」から始まり3つの異なるテイクの「In The Blues」で終わります。
 この1961年は彼が正に絶好調で絶頂期に向って行った飛躍の年でした。
 この年は、まずアビー・リンカーンのレコーディングからスタートし、オリヴァー・ネルソンの「ブルースの真実」に参加、コルトレーンの「アフリカ/ブラス」、ジョージ・ラッセル、ロン・カーター、マル・ウォルドロンの後、7月にはあの歴史的コンボであるトランペットのブッカー・リトルと「ファイヴ・スポット」に2週間出演しの実況録音盤を残しました。
 その後渡欧して9月に本作品を含む3枚の実況録音盤を残し、帰国するやすぐさまコルトレーンのコンボに合流し、11月にはあの「ヴィレッジ・ヴァンガード」でのライヴ(もちろんあの名盤ですね)を行い、その勢いのままこのコルトレーンのコンボと共に渡欧し数々の名演を残しました。
 この年はドルフィーにとってとても充実した1年だったのではないかと勝手に思ってしまうくらい実り多いものでした。

Eric_dolphy_in_europe_vol3In Europe Vol.3 / Eric Dolphy

01. Woody'N You 
02. When Lights Are Low 
03. In The Blues (Takes 1,2,3) 

Eric Dolphy - alto sax (on 01,03),bass clarinet (on 02)
Bent Axen - piano
Erik Moseholm - bass
Jorn Elniff - drums

Recorded live at september 8, 1961

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2011年8月21日 (日)

最近2つの判例

 暑さも峠を越えたのでしょうか?ここ3日間は過ごしやすい日が続いています。
 しかし、明後日からは再び暑い日が戻ってくるそうですが、猛暑による電力不足もそろそろ峠を越えてほしいものです。

 今年の社労士試験もいよいよ来週と迫って来ました。被災地の仙台会場は今年は使用できないので東北は3会場に分かれます。そのうちの一つの岩手大学は冷房がないと思われるためあまり暑くならないでほしいものです。飲み物だって例年であれば床に置き手を挙げて許可を得てからしか飲めませんでしたが、今年はこれについて冷房のない会場は配慮してもらいたいものです。そして、試験も例年と逆になり午前中が択一式で3時間半の長丁場で、午後が選択式だそうです。私などは朝から頭がフル回転しませんので今年であれば無理でしたね。午前中の選択式でウォーミングアップして午後の択一式に・・・が理想です。今年の受験生は大変なハンディを背負いましたが、しかし誰もが同じ条件なので最後まで諦めず頑張って下さい。そして、最後の1週間は体調を整えて下さい。

 (労働者性の前回の続き)
 あまり難しいことを書かないつもりでこれを始めたのですが、前回後半は何だか小難しい内容になってしまいました。
 よって今回は、「労働者性の判断基準」と「その判断を補強する要素」にしようかなぁ~なんて考えていましたが、より専門的になってしまうため、やめておきましょう。
 最近の判例(どちらも今年4月12日最高裁判決)で非常に興味深いものが2つあります。

 一つは、INAX事件(INAXのCE(カスタマー・エンジニア)としてメンテナンス業務の委託労働者)であり、もう一つは、新国立劇場事件(新国立劇場の合唱団員)ですが、いずれも労働組合法上の労働者と認定する判決が下りました。
 INAX事件で高裁は、場所的時間的拘束力もなく、諾否の判断も自由もあり、指揮監督も受けていないとして労働者性を否定し労働基準法上の労働者とは認めませんでした。
 しかし、最高裁では「事業の遂行に不可欠な労働力として、その恒常的な確保のために被上告人の組織に組み入れられていた」、「会社が契約内容を一方的に決定していたもの」などの理由で労働者として判断されました。
 新国立劇場事件でも同様で事業の遂行に不可欠な労働力として、その恒常的な確保のために被上告人の組織に組み入れられていたとの判断が決め手となったようです。
 これは、労働基準法の労働者の定義である「使用者に使用されて労働し、賃金を支払われる者」「使用されて」=指揮命令下にあることでありますが、そんなことはどうでもよく、今回の判決では労働組合法の労働者の定義を用いたものでした。
 労働組合法第3条の定義では「労働者とは職業の種類を問わず、賃金、給料その他これに準ずる収入によって生活する者」とされています。
 つまり、労働基準法の定義より労働組合法上の定義はより幅広い概念であることがわかります。
 (小難しくなってきたゾ・・・ごめんなさい)

 しかし、なぜこのように幅広い方をとったのでしょうか?
 それは近年、働き方の多様化・・・いや企業の人件費削減によるものでしょうか、非正規労働者化が進行すると同時に「非労働者化?」が進んだ原因は、労働法の適用を逃れることにより安価な労働力の供給で経営の安定化を図る目的であると考えられますが、それは労働法の適用逃ればかりではありません。
 非労働者となれば労働保険や社会保険だって入れません。(業務上災害でも労災保険は適用されませんし、業務外であっても健康保険では傷病により休業した場合は傷病手当金によりその間の生活保障があり、年金だって2階建てによって保障されます)
 個人事業主とは言え、請負などの形式的なことで実態は労働者であってもこれを否定され憲法第28条の労働三権が保障されないのはおかしなこと。
 今回の判例は今後の同種の事件の判決に大きな影響を与えるものと考えられ大きな意味を持つと思います。

 今日は、このブログで紹介する500番目の記念する作品となります。
 その作品はイギリスのロック・バンドのウイッシュボーン・アッシュのライヴ盤「ライヴ・デイト」です。(当時はLP2枚組でした。)
 このバンドの特徴は、哀愁漂うメロディとツイン・リード・ギターです。
 カテゴリーとしてハード・ロックですがヴォーカルは線が細く、あまりシャウトもせず比較的おとなしい感じのロック・バンドですが、そのツイン・ギターのハーモニーは後にたくさんのアーティストたちに影響を与えました。
 これ以前のツイン・ギターと言うとヤードバーズのジェフ・ベックとジミー・ペイジによるものが有名です。(「Happenings 10 Years Time Ago」で聴くことができます。又、映像では映画「欲望」で見ることができます。)
 因みにあのマイケル・シェンカーは、アンディ・パウエルの影響を受けて自分のギターもフライングVにしたそうです。
 以前紹介した名盤『百眼の巨人アーガス』と共に超おススメ作品です。

Wishbone_ash_live_dateLive Date / Wishborn Ash

Disc 1
01. The King Will Come 
02. Warrior
03. Throw Down The Sword 
04. Rock'n Roll Widow
05. Ballad Of The Beacon
06. Baby What You Want Me To Do
07. Phoenix(Live At Memphis)

Disc 2

01. The Pilgrim 
02. Blowin' Free 
03. Jailbait 
04. Lady Whisky 
05. Phoenix 

Personnel
Martin Turner - bass, vocals
Andy Powell - guitar, vocals
Ted Turner - guitar, vocals
Steve Upton - drums

Released December 1973

Recorded June 17-24, 1973

映像は、アルバム発売当時のコンサートのものです。

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